鳥居忠意とは? わかりやすく解説

鳥居忠意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/07 22:29 UTC 版)

 
鳥居 忠意
時代 江戸時代中期 - 後期
生誕 享保2年(1717年
死没 寛政6年7月18日1794年8月13日
改名 熊千代(幼名)→忠意
別名 忠胤、忠孝
戒名 寿徳院殿義岳秀天大居士
墓所 東京都文京区本駒込江岸寺
官位 従五位下、従四位下、伊賀守、侍従
幕府 江戸幕府若年寄奏者番寺社奉行
主君 徳川吉宗家重家治家斉
下野壬生藩
氏族 鳥居氏
父母 鳥居忠瞭:小西氏
兄弟 忠意、大久保忠翰、忠亮
正室亀井茲親の養女亀井茲長の娘
側室:中山氏、麻衛氏、伊東氏、川久保氏など
13男7女:忠求、坪内定系、忠計、忠見、竹中元恭(五男)、忠温(七男)、戸川安昶、忠寄、忠良(十一男)、娘(高木正弼正室)、娘(花房職雍正室)、娘(花房正域養女、花房正応正室)、虎子(織田秀綿正室のち土屋業直継室)
養子:忠貴忠燾
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鳥居 忠意(とりい ただおき)は、江戸時代中期から後期の大名下野壬生藩の第3代藩主。壬生藩鳥居家7代。

生涯

享保2年(1717年)、下野壬生藩第2代藩主・鳥居忠瞭長男として生まれた。

享保18年(1733年)7月28日に江戸幕府第8代将軍徳川吉宗に拝謁し、享保19年(1734年)12月18日に叙任された。享保20年(1735年)に父が死去したため家督を継いだ。

見目がよかったため将軍・徳川吉宗に抜擢され、日光東照宮への将軍の名代としての代参役を勤めた。その際に将軍家の葵紋入りの羽織を与えられており、この後も日光代参役を何度も勤めた。延享4年(1747年)5月15日に奏者番となり、宝暦2年(1752年)4月23日には寺社奉行を兼務した。宝暦10年(1760年)3月22日には若年寄となったが、翌年に第9代将軍・徳川家重が死去すると全ての職を辞職した。

再度の出仕

ところが、宝暦12年(1762年)5月24日に再び奏者番、寺社奉行、若年寄を兼務することになり、天明元年(1781年)閏5月11日には西の丸老中となり同年9月18日に従四位下を叙任された。天明6年(1786年)に徳川家斉が新将軍となると、本丸老中に任じられた。

寛政3年(1791年)10月11日に眼疾に倒れて、寛政5年(1793年)に高齢のため老中職を辞した。

晩年

この間、世子の長男の忠求が寛政元年(1789年)に早世。忠求の長男の忠貴を世継ぎと定めたが、寛政3年(1791年)に廃嫡した。次に世子とされた四男忠見も寛政6年(1794年)5月12日に父に先立って死去した。

同年7月18日に死去享年78。忠見の次男の忠燾が家督を継いだ。

家族

正室に寂死されたことをきっかけに、側室を多数抱えたが、側室同士が諍いの末に傷害致死事件を起こした。

系譜

父母

正室

側室

  • 中山氏
  • 麻衛氏
  • 伊東氏
  • 川久保氏

子女 13男7女とされる。

  • 鳥居忠求(長男)
  • 坪内定系 - 大身旗本5千5百石坪内定孝の婿養子。
  • 鳥居忠計 - 竹中元恭、虎子らは同母(麻衛氏)
  • 鳥居忠見(四男)- 戸川安昶、鳥居忠寄、鳥居忠良、花房正応正室は同母(伊東氏)
  • 竹中元恭(五男)- 大身旗本5千石竹中氏の婿養子。(竹中重寛項目参照)
  • 鳥居忠温(七男)- 花房職雍正室、高木正弼正室は同母(川久保氏)
  • 戸川安昶(十男)- 大身旗本3千4百石戸川氏(早島戸川家)の養子
  • 鳥居忠寄
  • 鳥居忠良(十一男)
  • 高木正弼正室 - 河内国丹南藩主
  • 花房職雍正室 - 大身旗本7千石。花房職秀子孫
  • 花房正域の養女(花房正応正室) - 大身旗本5千石。花房正成子孫。正応は豊後国佐伯藩主毛利高丘の三男。
  • 虎子 ー 大和国柳本藩主織田秀綿正室のち土屋業直継室
※ 花房両家、戸川氏は備前宇喜多氏の旧臣の家系。

養子





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