食品添加物としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 14:59 UTC 版)
シリカは、二酸化ケイ素ならびに微粒二酸化ケイ素の状態である。 食品添加物としてのシリカは、その吸着性を利用して、ビールや清酒、みりんといった醸造物や食用油、醤油、ソースなどのろ過工程に使われるほか、砂糖、缶詰などの製造工程にも用いられている。微粒二酸化ケイ素は吸湿・乾燥材としても使用される。とくにふりかけ等の粉形食品には、湿気による“ダマ”を防ぐ目的で添加されることがある。ただし、厚生労働省の告示の中で「母乳代替食品及び離乳食に使用してはならない」と使用基準が示されている。 食品添加物として利用される非結晶性のシリカは、体内で消化吸収されず、その大部分が尿中に排出されるため身体に影響はない。人体には約1.8gの微量のケイ素が存在し、こうしたケイ素はケイ酸など水溶性の化合物として食物から吸収される。
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