食品添加物としての糖アルコール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/28 08:35 UTC 版)
「糖アルコール」の記事における「食品添加物としての糖アルコール」の解説
血液中には完全に吸収されないので「普通の」砂糖と比べ血糖値の上昇が小さい。この性質のため糖尿病や低炭水化物ダイエットを行っている人たちに好んで利用される。しかしながら、他の完全に消化されない物質(食物繊維など)と同様に、小腸で吸収されないため、糖アルコールを過剰に摂取すると鼓腸や下痢の原因となる。継続的に摂取するとほとんどの場合ある程度の耐性を生じ、これらの症状は見られなくなる。例外としてエリトリトールは小腸で吸収され、そのまま尿に排出されるので普通に摂取する濃度で副作用は起こらない。 広く利用されている糖アルコールについて、甘みの強さの比とカロリー量を表に示した。糖アルコールのカロリーは種類によってまちまちだが、欧州連合 (EU) ではすべての糖アルコールに対し一律に 2.4 kcal/g という値を表示することが義務付けられている。
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