食品添加物としての性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 22:27 UTC 版)
「パルミチン酸アスコルビル」の記事における「食品添加物としての性質」の解説
アスコルビン酸には水溶性の酸化防止剤としての用途もあるわけだが、パルミチン酸アスコルビルは、脂溶性の酸化防止剤の1種として食品添加物として用いられる。加えて、医薬品の酸化防止剤として利用される場合もある。これはパルミチン酸がエステル結合しているアスコルビン酸の水酸基が、アスコルビン酸の酸化され易い箇所との関係性が薄いため、エステルの加水分解を受けずにパルミチン酸アスコルビルのままで酸化防止剤として作用できるためである。E番号304を持ち、EU、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランドでは、食品添加物としての利用が認められている。なお、単に栄養強化剤として、ビタミンC源として用いる場合も有る。
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