食品添加物としての認可状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 02:36 UTC 版)
「ステビア」の記事における「食品添加物としての認可状況」の解説
ステビアの抽出物が食品添加物として認可されている国は、2008年12月までは、日本、ロシア、台湾、マレーシア、ブラジル、韓国などである。 これに対して、アメリカ合衆国、EU諸国、シンガポール、香港などでは既存の甘味料業界のロビー活動 (Sugar Lobby) により認められていなかった。このためにステビア抽出物を甘味料として使用した日本のインスタント食品や清涼飲料水、スナック菓子などが、それらの国で販売禁止になったり、撤去されたことがある。アメリカ合衆国では、1994年からサプリメントとしては認めていた。その後、アメリカ食品医薬品局 (FDA) は2008年12月18日までに、シカゴにある甘味料大手メリサントが承認の申請をしたステビア甘味料「ピュアビア」、およびミネソタ州の穀物商社カーギルが申請したステビア甘味料「トゥルビア」を承認した。 なお、2003年3月に日本が中心となり、厚生労働省を通じてJECFA(ジェクファ:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)へ申請し、2004年6月には、ステビア甘味料の暫定ADI(1日摂取許容量)が設定された。2007年6月には正式なADIが定められた。
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