飛55号【ヒ55ゴウ】(食用作物)
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登録番号 | 第5964号 |
登録年月日 | 1997年 12月 18日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 飛55号 よみ:ヒ55ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 12月 19日 | |
品種登録者の名称 | 岐阜県 | |
品種登録者の住所 | 岐阜県岐阜市薮田南2丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河合靖司 鍵谷俊樹 瀧孝文 高橋宏基 谷口正治 大坪義雄 滝沢吉朗 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「飛4912」(後の「飛騨栄糯」)に「たかやまもち」を交配して育成された固定品種であり,育成地(岐阜県吉城郡古川町)における成熟期は早生の早,稈長が短,耐冷性及び耐倒伏性が強く,穂発芽性が極難の水稲,糯種である。 草型は偏穂重型,稈長は短,稈の細太は中,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色は赤褐,芒の有無と多少は中,芒色は赤褐である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,見かけの品質及び食味は上の下である。出穂期及び成熟期は早生の早,障害型及び出穂遅延型耐冷性は強,穂発芽性は極難,耐倒伏性は強,収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,iである。 「たかやまもち」と比較して,ふ先色及び芒色が赤褐であること,障害型及び出穂遅延型耐冷性が強いこと,穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年に岐阜県高冷地農業試験場(岐阜県吉城郡古川町)において,「飛4912」(後の「飛騨栄糯」)に「たかやまもち」を交配し,61年に雑種第2代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。平成元年から生産力検定試験,2年から「飛系糯55号」の系統名を付して特性検定試験及び奨励品種決定調査を行い,6年にその特性を確認して育成を完了した。6年は雑種第10代である。 |
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