飛行の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:24 UTC 版)
「アメリカ海軍EC-121機撃墜事件」の記事における「飛行の目的」の解説
1969年4月15日の火曜日の午前7時、在日米軍厚木海軍飛行場から、海軍所属のEC-121M ウォーニングスター(コールサイン:ディープ・シー129(Deep Sea 129))1機が離陸した。8人の士官と23人の下士官・兵が搭乗、うち1人は海兵隊員であった。乗員のうち9人は、暗号技官(cryptology technician)とロシア語および朝鮮語の通訳官であった。 「ディープ・シー129」に与えられた任務とは、日本海に向かい「ムス・ポイント(Musu point)」と呼ばれるソ朝国境に近い北朝鮮の吉州郡舞水端里沖合でソ連と北朝鮮の間の電波情報の収集活動(諜報活動)を行うことであった。この任務は「ディープ・シー129」が長さ120海里(222 km)の楕円状の周回コースに沿って飛行し、電波を傍受するもので北東方向はソビエト連邦に向けたものであった。またこの任務は、名目上アメリカ太平洋軍第7艦隊の指揮下であったが、実際にはNSAが行っていた。
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