非ユダヤ人の庭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 17:23 UTC 版)
この領域では主に、行商人が記念品や犠牲の動物、食品の販売ならびにローマのティリアン・シェケル(英語版)を交換するための通貨の両替などを行うバザーが置かれていた。両替屋が置かれていたのは、ユダヤ人は彼ら自身のお金を儲けることが許されておらず、また彼らはローマの通貨を支配者による忌まわしいものと見ていたためである。建物を見学するガイドも提供されていた。ユダヤ人の男性には、神殿内部を見学する特別な機会が与えられていた。 白い麻のローブとチュブラー・ハットを身にまとったコーエン(聖職者)は、神殿に散らばって巡礼者を誘導し、どのような種類の犠牲が執り行われるかを彼らに助言していた。 非ユダヤ人の庭は王のポルチコであり、行政上の1/4の市場とシナゴークが含まれていた。その上の階では、ズーゴートは謁見式を行い、コーエンおよびレビ人は様々な雑用を果たした。観光客は非ユダヤ人の庭からそのイベントを見ることができた。 庭の東側にはソロモンのポルチコがあり、北側にはユダヤ人だけが入ることのできた、巨大な石の構造物で公共の場から切り離されたSoregがあった。神殿自体はSoregの中にあった。
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