電車と電気機関車の協調運転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 09:47 UTC 版)
「協調運転」の記事における「電車と電気機関車の協調運転」の解説
クモハ169-4の走行音(EF6310+EF63 20と協調運転、301M妙高 、1号車) (信越本線線横川-軽井沢間、1986年10月26日) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 1997年(平成9年)9月30日限りで廃止された信越本線横川駅 - 軽井沢駅間の碓氷峠越えでは、電車と電気機関車の協調運転が行われていた。 この区間は、66.7パーミルの急勾配が存在することから、この区間では電車は無動力のまま、専用の電気機関車であるEF63形の重連により牽引または推進していた。 しかし保安上の理由によりEF63形電気機関車での牽引・推進両数が8両に制限されていたため、1968年より、輸送力増強のために同形式機関車と協調運転可能な電車(169系・489系・189系)が製造された。これは機関車からの指令で電車側の動力制御を行い、機関車の負担を減らすもので、これによって最大編成両数は12両となった。 なお客車列車・貨物列車がこの区間を走行する場合(牽引機は信越本線用のEF62形限定)は、下り線(上り坂)は運転士間の無線通信により個別制御の機関車(前部のEF62形と後部のEF63形重連)を協調させる方法で、上り線(下り坂)のみEF62形とEF63形重連での前部EF63形からの重連(3重連)総括制御により協調運転を行っていた。
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