電磁石とは? わかりやすく解説

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でん‐じしゃく【電磁石】

読み方:でんじしゃく

軟鉄心にコイル巻きけたものコイル電流通じると電磁誘導生じ鉄心一時的に磁石となる。電気磁石

「電磁石」に似た言葉

電磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 06:33 UTC 版)

鉄心にエナメル線を巻き付けて作成された簡素な電磁石
ソレノイドにより発生した磁界(断面図)

電磁石(でんじしゃく、electromagnet)は通常、磁性材料の芯のまわりにエメナル線を巻き、通電することによって磁力を発生させる磁石である。機械の部品として用いられる。電流を止めると磁力は失われる。

1825年にイギリス人の電気技術者であるウィリアム・スタージャンによって発明された最初のものは、蹄鉄形をしているに数回ほど緩く巻いたコイルであった。コイルに電流を流すと電磁石は磁化し、電流を止めるとコイルは反磁化した。

電磁石の発生する力は、コイルの巻き数とコイルに流す電流の大きさに概ね比例する。ただし、コイルの巻き数を増やすと線路が長くなって電気抵抗も増加するため、直流電源の場合、電圧が同じであれば電流が減るという関係になっている。鉄芯についていえば、鉄芯の材質の透磁率および断面積が大きいほど、強い磁力を発生することができる。

永久磁石との比較

永久磁石と比較したときのメリットとして、通電を止めることで磁力をほぼ0にすることができること、同じサイズの永久磁石より強い磁力を発生することができること、電流の向きを変えることによって磁石の極を入れ替えられることなどが挙げられる。欠点は、電力を消費することである。

用途

関連項目


電磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 06:56 UTC 版)

磁石」の記事における「電磁石」の解説

詳細は「電磁石」を参照 通常磁性材料のまわりに、コイル巻き通電することによって一時的に磁力発生させる磁石である。機械要素として用いられる電流止める磁力失われる

※この「電磁石」の解説は、「磁石」の解説の一部です。
「電磁石」を含む「磁石」の記事については、「磁石」の概要を参照ください。

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電磁石

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 09:11 UTC 版)

発音(?)

  • (東京) んじしゃく [dèńjíꜜshàkù] (中高型 – [3])
  • IPA(?): [dẽ̞ɲ̟d͡ʑiɕa̠kɯ̟ᵝ]

名詞

(でんじしゃく)

  1. 軟鉄など磁性材料のまわりコイル巻き通電することによって一時的に磁力発生させる磁石

翻訳


「電磁石」の例文・使い方・用例・文例

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