難易度の指標化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/21 05:20 UTC 版)
難易度をどのように指標化するか、まずは人として普遍的に有するものを何に置くかという課題を克服する必要がある。幸いに昨今の認知科学の発展で、人には生まれながらにしてものの数をスービダイズする潜在能力があることが分かっている。そこで、対象とする物事をまずは理数的感性に絞って難易度の指標化を進めることになった。日本人の場合、11ポイント程度で1行40字程度の文書を読み取る時間は10秒程度かかるが、英語圏の人たちは英語の読み上げに6,7秒程度で済む。日本語の場合、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10の数を数えるスピードについては1音表現であるがゆえに圧倒的に速く、日本人の数の読取速度は聴取速度とともに圧倒的に速いことが分かっている。実用数学技能検定はこのような指標化の過程を経て構成されているが、5+7 や 20÷4 などの1回計算には 5秒を要するとして計算に必要な時間の指標化の目安となっている。「数学的技能とはだれもが一定の時間をかけて練磨すれば目に観えて向上する力」と定義されている通り、問題の解決力は時間をかければ高まることが示唆されている。 そこで、「難しい・易しいの程度は時間の関数である」と規定し、その指標を時間・秒で捉えて指標化することになった。難易度の単位は「s」である。
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