隠岐国賀海岸
名称: | 隠岐国賀海岸 |
ふりがな: | おきくにがかいがん |
種別: | 名勝 |
種別2: | 天然記念物 |
都道府県: | 島根県 |
市区町村: | 隠岐郡西ノ島町 |
管理団体: | 西ノ島町(昭13・7・13) |
指定年月日: | 1938.05.30(昭和13.05.30) |
指定基準: | 名5,名8,地6,地9 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 粗面玄武岩ヨリ成レル島前西島ノ西北海岸ガ断層ニ沿フテ海蝕ヲ被リ直立二〇〇メートルニ垂ントスル断層崖ヲナセルモノニシテ崖上崖下一樹ノ茂生スルモノナリ其ノ魁奇豪壯ナル景觀ハ木邦罕ニ觀ル所ナリ加フルニ崖下ニハ奇岩怪礁ノ亂立スルアリ且天然紀念物トシテ價値アル天然石橋及ヒ大小五十■ノ洞窟アリ此等ノ多クハ玄武岩中ニ發達セル断層及ビ岩脈トノ間ニ成因上ノ関係ヲ有スルモノニシテ就中明暮ノ岩屋(一名明暗窟)ノ如キハ一ハ断層ニ沿ヒ他ハ岩脈ニ沿フテ發生シタル二條ノ狹長ナル洞窟ガ其ノ中程ニ於テ相交叉シ之ニ入ルモノ 洞内ニ於テ截然明暗ノ二區アルヲ感ズルヲ以テ其ノ名ヲ得タルモノニシテ波蝕洞窟トシテ珍ラシキモノナリ |
国賀海岸
(隠岐国賀海岸 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 07:30 UTC 版)

国賀海岸(くにがかいがん)は、隠岐諸島の西ノ島(島根県隠岐郡西ノ島町)北西部に位置する自然景勝地。昭和13年に国の名勝に指定、続いて昭和38年に国立公園に指定された。所在地をとって隠岐国賀海岸ともいわれる。
概要
約13キロに亘って200ないし250メートルの大規模な海蝕崖が発達する断崖絶壁で、特に高さ257メートルの摩天崖は国内最大級の海崖として知られ、同海岸の中心的存在となっている。崖の上には第二次世界大戦中日本海を航行する艦船の監視所が作られ、その跡が今も残っている。そのほか、鬼ヶ城、天然の洞門である通天橋など豪快にして勇壮、かつ大規模な奇勝が見られる。その一方で地上には牛馬が放牧されている牧草地となっており、非常に穏やかな光景を見せ、対比的な景観となっている。その東方には高さ100メートル級の東国賀海岸がある。
大山隠岐国立公園に指定されており、隠岐地域のハイライトの一つ。しかし、交通アクセスが不便なことなどもあり、周辺の観光施設等の数はそれほど多くない。
国賀海岸遊歩道
摩天崖から国賀浜にいたる直線距離約1キロメートル、高低差約250メートルにわたる遊歩道であり、上り60分・下り45分ほどかかるとされる。途中で摩天崖や通天橋の全貌を一望することができる。しかし時期により、放牧されている牛や馬の糞が落ちている場合があるので注意が必要。町営バスは下の国賀浜が終点となっている。読売新聞の遊歩百選に指定されている。
アクセス
関連項目
外部リンク
座標: 北緯36度6分12.0秒 東経132度58分4.0秒 / 北緯36.103333度 東経132.967778度
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