障害者割引運賃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:59 UTC 版)
身体障害者(身体障害者手帳所持者)・知的障害者(療育手帳所持者)やその介護者に対しては運賃を大人運賃の5割引とすることがある。適用の可否は、第1種/第2種の別、乗車距離(100キロを超えるか否か)などにより、事業者によって違いがある。精神障害者(精神障害者保健福祉手帳所持者)については、身体・知的障害者同様の割引をする事業者もあるが、JRや大手の民鉄などは割引の対象外としている事業者が多い。東海旅客鉄道(JR東海)は、平成20年度に国土交通省が行った業務監査において、「福祉割引(障害者割引)は国の福祉政策の一環として行政の費用負担で行ってもらいたい。」と回答している。 ICカードは障害者割引運賃では利用できない場合が多い。後述するIC運賃を導入した事業者においては、出場時に自動改札機にタッチせずに手帳とICカードを係員に提示し、係員がIC運賃を基準とした割引運賃を引くという処理を行うようにしたことで、障害者割引運賃でのICカードの利用が可能となった。また、一部の事業者では、手帳所持者に対して自動改札機で使用できる(障害者割引運賃を引き去る)障害者用ICカードを発行している。
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