陸運局 (タイ)とは? わかりやすく解説

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陸運局 (タイ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/16 02:38 UTC 版)

タイ王国運輸省陸運局 (タイ語:กรมการขนส่งทางบก英語:Department of Land Transport:DLT)は、タイ内閣運輸省の局の一つ。1941年8月11日に設置。

目次

概要

陸運局は、タイ国内および国際間の陸運に関する管理と取締り、車両登録、自動車税の査収、運転免許証の発行、陸運システムの開発などを所管する局レベル組織。

歴史

1857年11月4日ラーマ4世がチャオプラヤーヨムラート(クルット・ブワンラープ)を監督に任じ、バンコク王都プラナコーン地域内の街路の建設を命じた。この当時建設された街路には、王宮外・ワットプラケーオ外周道路があり、この街路の建設以前は未舗装の歩道があるのみであった。このバンコク王都(バンコク・プラナコーン区)における街路整備が、タイにおけるヨーロッパ式の陸運道路整備が始まる最初期にあたる。それ以前は、タイの陸上交通は主に水運に頼っていた。ヂャルーンクルン通りがタイ国内で一番初めの街路建設プロジェクトとして建設された。

陸上交通が次第に発展、拡大するに伴って、都市も拡大した[1]。政府はラーマ5世ラーマ6世の御世に陸上交通の管理、整備に当たることになった。1882年、交通省(กระทรวงคมนาคม)を設置し、鉄道交通、陸運、水運、情報通信をあわせて管轄させた。当時陸運のみを専従するような部署はまだなかった。1933年にも省局再編法が制定されるものの、まだ陸運を専従することはなく、1933年末の1933年サヤーム王国行政公務員規則に関する法律により、経済省の内部部局として運輸局(กรมการขนส่ง)が創設されることが決められた。しかし、実質的には陸上交通に関してはまだ管轄していなかった。これは当時、運輸局には秘書部と民間航空輸送部の二部しか整備されてなかったためである。1941年8月11日プレーク・ピブーンソンクラームが首相に就任すると、1941年省庁局再編法を制定。改めて運輸局を昇格させ、交通省の一局とした。当時、運輸局官庁はプラナコーン郡ターチャーンワンナーの交通省庁舎(現プラナコーン区、タイ王国国立演劇学校敷地)に位置していた。交通局の職務は、主にともとは経済省次官事務局商業航空輸送課が管轄する職務であった航空輸送関連の業務を委譲された。しかし、第二次世界大戦の影響を受け、運輸関連業務の交通局への移管計画は大きく遅延することになった。プレーク・ピブーンソンクラーム首相の計画によると、交通局は3部によって構成されていた。

  1. 陸運部(กองขนส่งทางบก)‐鉄道と路線陸上輸送を除く、すべての陸上輸送を監督。
  2. 水運部(กองขนส่งทางน้ำ)‐すべての海上輸送、 海上輸送、海運会社を監督。
  3. 空運部(กองขนส่งทางอากาศ)―タイ内外の航空輸送を監督。

さらに1942年2月28日の運輸局整備計画によると、内部部局をさらに分割する計画が立てられた。

1. 局秘書部‐3課

文書課(แผนกสารบรรณ)、情報統計課( แผนกสนเทศและสถิติ)、 企画建設課(แผนกแบบแผนและก่อสร้าง )

2. 陸運部(กองขนส่งทางบก)‐3課

登録認証課 (แผนกทะเบียนและอนุญาต)、 陸上車両管理課(แผนกควบคุมพาหนะทางบก)、路線輸送管理(แผนกควบคุมการขนส่งประจำทาง)

3. 水運部(กองขนส่งทางน้ำ)‐3課

登録認証課(แผนกทะเบียนและอนุญาต)、船舶管理課(แผนกควบคุมยานพาหนะ ทางน้ำ)、国内外海運会社管理課( แผนกควบคุมบริษัทขนส่งทางน้ำภายในและภายนอกประเทศ )

4. 空運部(กองขนส่งทางอากาศ)‐2課

登録認証課(แผนกทะเบียนและอนุญาต)、空運管理課(แผนกควบคุม การเดินอากาศ)

その後、1948年に運輸局は以下の4部に再編された。

  1. 局秘書部(สำนักงานเลขานุการกรม)
  2. 陸上・水上運輸部(กองขนส่งทางบกและทางน้ำ)
  3. 民間空運部(สำนักงานการบินพลเรือน)
  4. バンコク首都圏港湾部(สำนักงานท่าเรือกรุงเทพฯ)

1952年運輸省は再び再編される。

  1. 局秘書部(สำนักงานเลขานุการกรม)
  2. 陸運部(กองขนส่งทางบก)
  3. 水運部(กองขนส่งทางน้ำ )
  4. 民間空運部(สำนักงานการบินพลเรือน)

所在地

バンコク チャトゥチャック区 ヂョームポン地区 パホンヨーティン通り 1032 (1032 ถนนพหลโยธิน แขวงจอมพล เขตจตุจักร กรุงเทพมหานคร 10900

部局

  • 総務部 (สำนักงานเลขานุการกรม
  • 人事部 (กองการเจ้าหน้าที่
  • 財務部 (กองคลัง
  • 法務部 (กองนิติการ
  • 陸運システム部 (สำนักจัดระบบการขนส่งทางบก
  • 陸運規則部 ({{lang|th|สำนักงานจัดระเบียบการขนส่งทางบก})
  • 登録基準自動車税部 (สำนักมาตรฐานงานทะเบียนและภาษีรถ
  • 自動車安全工学部 (สำนักวิศวกรรมและความปลอดภัย

バンコク首都圏陸運事務所

バンコク首都圏を5つの管区に分けて管轄している。

地方機関

同局は全国72箇所に県陸運事務所 (สำนักงานขนส่งจังหวัด)を配置している。

タイ国内の自動車ナンバープレート

陸運局では個人の車両登録とナンバープレート登録について管轄している。ナンバープレートはアルミニウム製、13.5×6ニウ。字は反射素材を用い、タイ文字と数字が浮き彫りにされている。

タイのナンバープレートの中にはデザインを背景画として描いているものや特別に人気のある登録番号(例:ฌร 9999)などに関しては陸運局主催でオークションを行う。

脚注

  1. ^ 以下、陸運局ホームページ"ประวัติความเป็นมา"

関連事項

外部リンク


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