阪急阪神ホテルズの発表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 15:27 UTC 版)
「食材偽装問題」の記事における「阪急阪神ホテルズの発表」の解説
発端は、阪急阪神ホテルズの複数のホテルが、10月22日に提供した料理の食材が表示したものと異なっていたと発表した。これらのホテルの料理は、例えば「ビーフステーキ」と表示されていたものの実際は牛脂を注入した成型肉であったり、「鮮魚」と表示されていたものの、実際は冷凍保存した魚が使用されていたということである。 ホテル側は「担当者の知識不足や理解不足からこのような問題が発生した」との発言をした。また「顧客に対しては利用状況を確認したうえで料金を返金する」とした。10月24日には出崎弘社長が記者会見を行い謝罪を行ったが、「これは偽装ではなく誤表記」と強調し「不正に利益を上げる意思はなかった」と述べた。 だが28日に行った記者会見では、再調査の結果「従業員は虚偽表示と認識していた上でこのようなことを行ったという事例があった」と謝罪した。出崎弘はこの問題の責任を取る形で、阪急阪神ホテルズ社長と阪急阪神ホールディングスの取締役を辞任すると表明した。 NHKは「阪急阪神ホテルズは、プリンスホテルの問題を先例として参考にしたため、事態の拡大を予測できなかった」と報道した。
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