関連商品への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 02:10 UTC 版)
「初音ミクのメディア展開」の記事における「関連商品への対応」の解説
2007年8月に、音楽製作用のソフトとして発売された初音ミクではあるが、次第に人気を集めると、発売元のクリプトン・フューチャー・メディア(以下クリプトン)には関連商品の商品化の企画が多数寄せられるようになった。後にヒット商品となるグッドスマイルカンパニーのキャラクターフィギュア「ねんどろいど 初音ミク」や、セガのゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」については、発売翌月の2007年9月には既に企画が持ち込まれていた。同時期にはアニメ化の企画も持ちかけられ、2億円を提示されたというが、これはクリプトン側の方向性とは異なるため成立しなかった。ユーザーによる創作物それぞれにユーザーごとのイメージする初音ミクが存在しているという状況を踏まえ、クリプトンは、公式アニメや公式コミックの制作については、初音ミクのイメージを収束させてしまう懸念から否定している。商用利用については「クリエイターの創作の場」として調整するようにしており、自社のポリシーにそぐわない場合は商品化を断っていると言う。ゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」では、初音ミクユーザーの作った楽曲だけでなくコスチュームの公募を行ったり、初音ミクの派生キャラクターを登場させるよう要請するといったように、関連商品へネットでの流行の取り入れを求めることも行われている。 なお、初音ミクでは音楽を作成するソフトとしての使用については、製品パッケージにおいて商用利用も含めて許諾されているため、キャラクター画像やキャラクター名を含まない歌声のみでの商用利用については、基本的には改めてクリプトンの許諾を受ける必要はない。
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