開幕セレモニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 12:30 UTC 版)
「1993年Jリーグ開幕節」の記事における「開幕セレモニー」の解説
1993年5月15日の開幕日に合わせ、Jリーグはその代理店業務を委託した博報堂やグッズ開発・販売を手がけるソニー・クリエイティブプロダクツ (SCP) などとともに大がかりな宣伝活動を展開していた。Jリーグやスポンサー企業は5月15日の新聞に広告を出稿し、告知に務めた。 前日の雨が上がり、好天に恵まれた国立競技場には、19時30分の試合開始の7-8時間前から若者や子どもを中心とした多くの観衆が詰めかけた。試合開始前には30分間の開幕セレモニーが開催された。Jリーグの巨大な旗がピッチで、参加10クラブの旗が満員の観衆で埋まったスタンドの上で広げられた。また、メインスタンド前の特設ステージにもJリーグや各クラブの旗が並べられた。 そしてロックバンドTUBE のヴォーカルの前田亘輝が君が代を独唱(いわゆる国歌独唱) した後、同じくTUBEのギタリスト春畑道哉の作曲で発売されていたJリーグの公式テーマ曲「J'S THEME」を春畑自身が生演奏し、レーザー光線が乱舞する「幻想的な光景」 の中で 空気を吹き込まれたJリーグのマスコット「J-boy」の巨大バルーンが立ち上がった。 最後にスポットライトを浴びた川淵三郎Jリーグチェアマン(理事長)が以下のようなスピーチを読み上げた。 「 開会宣言。スポーツを愛する多くのファンの皆様に支えられまして、Jリーグは今日ここに大きな夢の実現に向かって その第一歩を踏み出します。1993年5月15日、Jリーグの開会を宣言します。Jリーグチェアマン、川淵三郎。 」 このスピーチに対し、満員の観衆は当時流行していたチアホーンを鳴らして称賛を送った。 2009年のJリーグファミリーJoinデイズで「ありがとう!1億人キャンペーン」の一環としてその時の写真のメモリアルカードが来場者全員に配られた。
※この「開幕セレモニー」の解説は、「1993年Jリーグ開幕節」の解説の一部です。
「開幕セレモニー」を含む「1993年Jリーグ開幕節」の記事については、「1993年Jリーグ開幕節」の概要を参照ください。
- 開幕セレモニーのページへのリンク