開催決定後の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 22:00 UTC 版)
「2008年北京オリンピック」の記事における「開催決定後の動向」の解説
開催決定後はこれを批判し、参加ボイコットを主張する動きもあった。ハリウッドでは、アメリカの俳優のリチャード・ギアは新作映画の記者会見で北京五輪のボイコットを訴え、ダルフール紛争での中国政府の対応に不満を持ったスティーヴン・スピルバーグやクインシー・ジョーンズらは北京五輪の芸術顧問を辞任した。ナチス・ドイツの1936年ベルリンオリンピックなどで有名な世界首都ゲルマニアを設計したアルベルト・シュペーアの長男で有名な建築家のアルベルト・シュペーア・ジュニア(英語版)が北京五輪のマスタープラン設計者に選定された際にゲルマニアの都市計画との類似性から中国政府とシュペーアはドイツ国内外で批判を浴びた。 IOCのジャック・ロゲ会長は大会最終日の記者会見で、大会運営そのものについては中国に謝意を示したものの、大会期間中取材を行った各国メディアに対する報道規制の解除が不十分であったこと、中国政府が場所を指定してデモ活動を許可するとしていながら、デモが1件も許可されなかったことを挙げ、疑問を呈した。 約10億元の黒字となり、少なくとも数字上では成功を収めた大会となった。
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