長坂用水
|
![]() |
疏水の概要 | ||||||||
■疏水の所在 石川県金沢市南東部小原町から山科町(用水総延長 約9.1km) ■所在地域の概要 長坂用水は、金沢市街の南側を流れる犀川の支流内川上流の小原地内から取水し、その上流部は長いトンネルを通過して、市の南部に広がる泉野台地を潤し、加賀百万石の穀倉地帯であったが、現在は市街化に伴い農地は減少している。 ■疏水の概要・特徴 犀川の支流内川上流の小原地内で取水し、トンネルで山川町に到達してからは、野田山の山裾に沿って流れ、金沢南西部の野田、長坂、泉野出、泉野、泉が丘など泉野台地一帯をかんがいし、最終的には伏見川と犀川に流れ込む延長約7.4kmの用水である。以前は、富樫、弥生、有松といった町も含まれていたが、市街化に伴い農地は姿を消している。 加賀藩の命により、寛文7年(1667年)に着工し、辰巳用水ができて39年後の寛文11年(1671年)に完成した。 上流部の内川地区では、竹林などが群生する山あいを縫うように流れ、自然のままの形態をとどめている。また、野田山墓地、長坂地区においては、年間通水、定期的な清掃を行うことにより清流の確保に努め、用水周辺にはホタルを含む小動物も多く生息している。 |
||||||||||
|
固有名詞の分類
Weblioに収録されているすべての辞書から長坂用水を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 長坂用水のページへのリンク