鎌倉時代~江戸時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 06:08 UTC 版)
貴族勢力の後退により、経済的な理由などから小袖と袴の上に単と袿一枚を羽織った状態が正装となっていった。 一方、武家社会では小袖の上に数枚の袿を羽織った状態が高位武家女性の正装とされていた。 しかし応仁の乱勃発による公家社会の崩壊と下克上により、袖が大きく袖口も開いている袿は時代に合わなくなり、武家女性は袿を着用しなくなり、公家女性も小袖に袴で正装とされる有様であった。 江戸時代になると、応仁の乱以後の服飾習慣が固定化してしまい、公家社会でも高位の女官や大きな行事でもない限り、袿が着られることはなくなってしまった。
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