鉄道会社の設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 06:14 UTC 版)
イギリスでは1720年の南海泡沫事件以来、株式会社は原則として禁止されていた。しかし運河などの公共目的の場合は、議会で個別に法律を設けることにより設立が認められた。サリー鉄道会社もこの方式を利用した。 サリー鉄道に関する法案は庶民院、貴族院を通過した後1801年5月21日に国王裁可(英語版)を受けて成立した。これにより世界初の公共鉄道(public railway)であるサリー鉄道会社が設立され、線路建設のための土地利用や運賃の徴収も許可された。会社設立時の株主は82人で、資本金は35000ポンドであった。 なお、イギリスでは1801年から1821年までの間に同様に議会で認められた公共鉄道会社が19社あり、うち14社が実際に路線を開業させている。
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