金銅宝相華唐草文透彫経筒とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 金銅宝相華唐草文透彫経筒の意味・解説 

金銅宝相華唐草文透彫経筒

主名称: 金銅宝相華唐草文透彫経筒
指定番号 2511
枝番 00
指定年月日 1986.06.06(昭和61.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1口
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 経筒は、銅製鍍金板金蝋付けして円筒形したもので、筒身中央を短冊形画し、内に「妙法蓮華経巻第一」の文字薄肉彫りして、間地魚子打ち鍍銀する。また筒身上下を二重連珠文帯で三区に画し間地宝相華唐草文を表す。連珠文・宝相華文はすべて透彫りとし、宝相華文にはさらに鋤彫り加えて肉取る。附紺紙銀泥界線を引き、金泥にて法華経第一書写している。紙数十三紙(後補遊紙共)。巻子装。
 貴重な経巻保存荘厳するための筒形容器としては、正倉院宝物経筒知られるほか、平安時代後期経塚埋められた埋納用経筒知られるが、本品伝世品かつ透彫りであることから、堂内安置用のものと考えられる繊細優美な宝相華文や、精緻ながら柔らかい彫技を見せる鋤彫の技法などは平安時代後期様式をよく伝えている。付属する法華経は、当初から経筒一具であったかは確証がないものの、端正な和様書風は、経筒同時期のものとみて大過ないといえる



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金銅宝相華唐草文透彫経筒」の関連用語

金銅宝相華唐草文透彫経筒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金銅宝相華唐草文透彫経筒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS