きんゆう‐もちかぶがいしゃ〔‐もちかぶグワイシヤ〕【金融持(ち)株会社】
読み方:きんゆうもちかぶがいしゃ
銀行・証券会社・保険会社などが設立する持株会社で、傘下の子会社が金融関連の事業を営む会社。一般の事業会社を傘下におくことは制限されている。平成9年(1997)独禁法の改正に伴い、設立が認められるようになった。三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、野村ホールディングス、日興シティホールディングス、東京海上ホールディングスなど。
金融持ち株会社
日本では戦後、独占禁止法によって持ち株会社が禁止されました。しかし近年、経済情勢の変化や国際化のなかで、持ち株会社解禁論が高まり、1997年の改正独禁法により、金融持ち株会社を含めて持ち株会社の設立が原則自由となりました。これを受けて99年4月、大和証券株式会社が持ち株会社である株式会社大和証券グループ本社となりました。上場会社本体の持ち株会社化の第1号です。現在、大手都市銀行を中心に、信託銀行、生・損保会社、証券会社がさまざまなかたちで合併・提携に動いているため、今後、持ち株会社のもとに種々の業態の金融会社を保有することになると思われます。銀行、証券、保険などの相互の垣根が低くなり、総合的な金融サービスを提供できないと生き残りが難しくなることも予想されます。
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