鄧小平の復活と「四つの近代化」
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「四つの近代化」の記事における「鄧小平の復活と「四つの近代化」」の解説
1978年の中共第11期三中全会において、「二つのすべて」派が退場した後の1979年に、鄧小平は「四つの近代化」を国の最重要課題と位置付けた。その内容は、<1>まず国民総生産(GNP)を1980年の2倍にする、<2>20世紀末までにGNPをさらに2倍にし、国民生活をある程度裕福な水準に高める、<3>21世紀半ばまでにGNPをさらに4倍にし、中進国の水準にする、という3段階で実現を目指すことが決まった。1982年に制定された現行の中華人民共和国憲法おいて前文に記述された「(第7段目)中国の各民族人民はひきつづき中国共産党の指導のもと、マルクス・レーニン主義と毛沢東思想の誘導のもと、人民民主独裁を堅持し、社会主義の道を堅持し、たえず社会主義の諸制度を改善し、社会主義的民主を発展させ、社会主義の法制度を健全にし、自力更生、刻苦奮闘、工業、農業、国防、科学技術の近代化を逐次実現し、わが国を高度の文明と高度の民主主義をそなえた社会主義国家に建設するであろう」とある。最近では、世界最先端のハイテクの導入に関心が移っている。
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