都道府県別の時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 04:47 UTC 版)
1989年(平成元年)度までは、3大都市圏の県域を含む全国すべての都道府県でラジオ第1放送とは別のローカル番組が制作され、この時は東京だけが『夕べの広場』、その他の局は『夕べのひととき』や局独自のタイトルを使っていた。 NHK-FM放送の場合は、NHKラジオ第1放送(中波)とは違い、全国各都道府県や、北海道では更に支庁単位で放送局・中継局があるため、広域放送の地域である関東地方・東海3県・近畿地方でも都道府県別、北海道は支庁単位(札幌、函館、旭川、帯広、釧路、北見、室蘭)、福岡県は北九州放送局と福岡放送局で、最大で54もの個別の番組が同時刻に放送されていた。 したがってスピルオーバーにより、複数の都道府県のNHK-FM局が聞ける地域に住む者にとっては、同時刻に多数の番組から選択する事が可能で、これは同時期に放送されていた「FMリクエストアワー」同様、民放FM多局化以前の時代には、貴重な存在であった。 DJは、地方局の数少ないアナウンサー達から選ばれたり、土曜日のFMリクエストアワーも担当する女性アシスタントが兼任する局もあったりで、同番組と似た出演者となり、平日版のFMリクエストアワーと捉えるリスナーもいた。 エアチェックブーム期、民放FM局がまだ無い地域の者は、若者向けのヒット曲がほぼ放送されないNHK-FMの中で「FMリクエストアワー」「ひるの歌謡曲」と並び、ヒット曲が録音出来る数少ない番組の1つであった。
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