都知事としての主な政策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 14:08 UTC 版)
「美濃部亮吉」の記事における「都知事としての主な政策」の解説
老人医療費助成制度(マル福)と心身障害者医療費助成制度(マル障)の制定(詳細は後述) 老人無料パスの制定(現在の東京都シルバーパス)。1973年に都営交通の老人無料パスを発行、翌1974年には都内の民営バスにも無料化を拡充した。 無認可保育所への助成 児童手当の創設 東京ゴミ戦争の宣言 都主催の公営競技(公営ギャンブル)廃止(詳細は後述) 公害防止条例と国に先駆けた公害局(現:東京都環境局)の設置 歩行者天国の実施。1970年8月2日に銀座・新宿・池袋・浅草の4繁華街で初めて実施された。 都電の撤去(のちに荒川線となる27系統三ノ輪橋 - 王子駅前と32系統全線を除く。都電廃止の方針自体は東龍太郎前知事からの継承) 革新都政下での高福祉・公共サービス無料化、公営ギャンブル廃止といった政策は都民から支持を集めたものの、税収低下により財政赤字をもたらした。折しも1974年にオイルショックが起こり、高度経済成長が次第に鈍化しつつある時代であった。 また美濃部都政下では都職員の数を増やし、人件費も国家公務員を18.3%も上回り、給与水準は当時の全国最高であった。 財政問題に直面した美濃部都政は行き詰まりを見せ、美濃部は都独自の税源を増やそうとしたが、そのことが自治省の怒りをかって革新自治体バッシングに発展した。「バラマキ福祉による都財政破綻」といったイメージが浸透するに連れ、当初とは逆に美濃部はマスコミからの批判にさらされることとなる。
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