都市美運動、衰退、そして再生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 23:49 UTC 版)
「デモイン (アイオワ州)」の記事における「都市美運動、衰退、そして再生」の解説
都市美運動の名残左: デモイン市庁舎。右: 旧デモイン公立図書館。改装され、現在は世界食糧賞財団の本部になっている。上記2棟の建物は、いずれも国家歴史登録財に指定されている。 20世紀に入ると、デモインの街でも都市美運動が起こった。街には大きなボザール様式の建物が建ち並ぶようになり、デモイン川沿いには噴水が設置された。この運動は1930年代まで続いた。この時代に建てられた現存する建物の例としては、デモイン市庁舎や旧デモイン公立図書館などが挙げられる。また、この時代にデモイン河岸の欄干に施された装飾も残っている。しかし、川沿いの噴水は1950年代に取り壊された。 1950年代に入ると、製造業が衰退に転じ、成長を続けていたデモインにも陰りが見え始めてきた。1960年代に入ると、全米の他の多くの主要都市同様に、デモインでも郊外への人口流出が始まった。デモインの市域人口は1960年に208,982人を数えたが、それ以降は1980年代まで減り続けた。 1980年代、デモインは製造業依存の産業構造から脱却し、保険業や金融業などの第3次産業を中心とした地域経済へと移行した。それ以降、市は再生し、それまでデモインにはあまり見られなかった超高層ビルも建ち並ぶようになった。また、市内にはグレーター・デモイン市民センター、デモイン植物園、ポーク郡コンベンション・コンプレックス(後にアイオワ・イベンツ・センターに組み入れられた)、アイオワ州歴史博物館、アイオワ科学センターなど、各種の文化施設も建設されるようになってきた。2006年には、ロンドンの建築家デイヴィッド・チッパーフィールドが設計した、新しいデモイン公立図書館も開館した。
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