都市交通審議会答申第15号
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「東京メトロ有楽町線」の記事における「都市交通審議会答申第15号」の解説
1972年(昭和47年)3月1日に答申された都市交通審議会答申第15号では、第8号線の起点側が中村橋から保谷に変更され、終点側は明石町 - 湾岸間及び豊洲 - 東陽町 - 住吉町 - 押上 - 亀有間が追加された。同答申では保谷 - 練馬間は西武池袋線を複々線化することが示されたほか、中村橋 - 護国寺間は削除され、護国寺 - 目白間が東京12号線に編入され、志木 - 向原間は東京13号線として分離された。 このうち、小竹向原駅 - 新木場駅間が有楽町線、練馬駅 - 小竹向原駅間が西武有楽町線、石神井公園駅 - 練馬駅間が西武池袋線の線増分(複々線化)としてそれぞれ開業している。終点側は京葉間の湾岸沿いに海浜ニュータウン付近まで計画されていたが、ほぼ同じルートで計画されていた京葉線が当時は貨物専用線として計画が進行しており、後に旅客線へと用途が変更されたことを受けて有楽町線は新木場までの計画路線に短縮した。 答申第15号で削除された中村橋 - 目白 - 護国寺間(9.6 km)の分岐線は、不忍通り・目白通り・千川通りに沿うルートにて都市計画決定され現在も有効であるが、前述の通り路線免許は申請段階で取り下げられ、また東京12号線(都営地下鉄大江戸線)の支線として編入された区間も東京都交通局が免許申請を見送ったため、事実上の計画中止となっている。なお、この分岐線の護国寺駅は現在の有楽町線と別個の駅施設として計画され、直通は考慮されていなかった。
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