遺跡の整備と活用
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地蔵田遺跡の整備は、全国で初めて「市民の手づくり史跡整備」として行うこととなり、竪穴住居をはじめ、土器棺墓、土坑墓、700本の木柵などが多くの市民や生徒たちの手で復元された。史跡の愛称「御所野“弥生っこ村”」も2001年(平成13年)に市民公募により決定したものである。 整備事業は、御所野ニュータウン内の郷土学習教材として2001年度から2006年(平成18年)度にかけておこなわれ、竪穴住居3棟(第1号住居、第3号住居、第4号住居)と木柵が復元されている。復元後の維持や活用も市民の手で行っており、遺跡案内も市民ボランティアが中心となっている。また、市民が中心となった「弥生っこ村まつり」などのイベントも開催されている。 2007年(平成19年)3月、秋田市教育委員会は地蔵田遺跡復元整備の記録として『国指定史跡地蔵田遺跡環境整備事業報告書 -市民と生徒による手づくり弥生っこ村-』を刊行した。現在、遺跡のボランティア団体である「弥生っこ村民会」が増刷し、頒布している。 なお、出土品の一部は、御所野総合公園管理事務所で展示されている。
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