選挙立候補とその後の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:58 UTC 版)
「長田正松」の記事における「選挙立候補とその後の影響」の解説
長田は参議院選挙に二度立候補している。二度とも「日本国憲法を守って平和を実現」「健康で楽しい日本を創る」「薬害の防止と医療行政の改革」等後付けとみられるような公約を織り交ぜながらも、専ら自身が考える酢の効用と、酢によって不老長寿・無病息災を実現することを主張した。「(自分は酢の研究で)ノーベル賞を貰えると言われたのでスウェーデンに行って調べている」と、酢に関することを前面に押し出す自己紹介となっていた。 1992年の参議院選挙落選後の1993年に出版した自著『クエン酸は神薬です 酢の健康法 普及版』の「あとがき」の中で、「金儲けでないと思って、安くして広めています。幸い広告不要で、鼠算的に広まりつつありますが、広告しなければ限度があります。それで広告の方法として参議院選挙を利用することにしました。勿論当選したら国会から大いに酢、クエン酸を宣伝しますが、当選しなくても広告になりました」と述べ、参議院選挙を宣伝のために使った、当選したら国会で酢の宣伝をする、と公言していた。政見放送や選挙公報・無料広告の利用を狙って、政治とは無関係の個別の関心事の宣伝や売名のために立候補する長田のような候補者の存在が問題視され、供託金の増額や無料広告の制限(確認団体であっても得票率1%未満の場合は実費負担)等、少数派に不利な制度改正が行われる契機の一つとなった[要出典]。 選挙後「日本愛酢党」は解散した(なお「日本愛酢会」は存続し、酢の普及・宣伝活動などを行った)。
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