連絡運河にある船舶昇降施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 14:36 UTC 版)
「ミッテルラント運河」の記事における「連絡運河にある船舶昇降施設」の解説
ミンデン立坑式閘門 密閉式節水装置を備えた立坑式閘門が1個ある。ヴェーザー北連絡運河の0.5 km地点にあり、1911年から1914年にかけて建設された。有効長85メートル、幅10メートル、喫水2.5メートル、揚程はヴェーザー川の水位に依存するが最大13.2メートルである。ミンデン遠隔制御室から管理されている。1988年に有効長が85メートルに拡大された。 ミンデンヴェーザー閘門 開放式節水装置を備えた閘門が1個ある。ヴェーザー北連絡運河の0.5 km地点に、上記の立坑式閘門と並列で設置されている。2010年から2017年にかけて建設された。有効長139メートル、幅12.5メートル、喫水4メートル、揚程はヴェーザー川の水位に依存するが最大13.3メートルである。ミンデン遠隔制御室から管理されている。 上ミンデン閘門 節水装置のない閘門が1個ある。ヴェーザー南連絡運河の0.2 km地点にあり、1911年から1914年にかけて建設された。有効長82メートル、幅10メートル、喫水2.5メートル、揚程は6メートルである。ミンデン遠隔制御室から管理されている。 下ミンデン閘門 開放式節水装置を備えた閘門が1個ある。ヴェーザー南連絡運河の1.0 km地点にあり、1921年から1925年にかけて建設された。有効長82メートル、幅12.5メートル、喫水2.5メートル、揚程はヴェーザー川の水位に依存するが最大7.08メートルである。ミンデン遠隔制御室から管理されている。 ミンデンの閘門群は、ミンデン水路橋の一部である。水路橋が閉鎖されていても、これらの閘門を利用することでミッテルラント運河の通航を確保することができる。 ライネ降下閘門 節水装置のない閘門が1個ある。ライネ連絡運河0.6 km地点にあり、1913年から1914年にかけて建設され、2007年に改良された。有効長73メートル、幅10メートル、揚程1.9メートルで、操作要員が配置されている。 ローテンゼー閘門 開放式節水装置を3個を備えた閘門が1個ある。ローテンゼー連絡運河0.65 km地点にあり、1997年から2001年にかけて建設された。有効長190メートル、幅12.5メートル、喫水2.8メートル、エルベ川の水位に応じて揚程は10.45メートルから18.46メートルまで変化する。 ローテンゼーボートリフト 浮きを利用したカウンターバランス付きのボートリフトである。ローテンゼー連絡運河の旧区間にあり、1929年から1938年にかけて建設された。有効長82メートル、幅12メートル、喫水2メートルで、揚程はエルベ川の水位に応じて12メートルから18.7メートルまで変化する。2006年末から2013年8月まで使用中止となっていた。2013年8月24日に旅客船およびプレジャーボートに対するボートリフト使用が再開された。マクデブルク市の管理によるもので、5月から9月までの季節限定運用である。
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