通行可能な道路など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 07:32 UTC 版)
高速道路及び最低速度規制のある自動車専用道路を通行するには、最低速度規制を満たす必要がある。これらの道路の多くは最低速度が50km/h規制であり、その場合小型特殊自動車は構造上15km/h以上出せないため(農業用は最高速度35km/h未満)通行できないことになる。大型特殊自動車では最低速度規制を満たせば、法律的には、ホイールクレーン(車両重量20トンを下回るもの)は許可なく自動車専用道路を走っても問題はない(ただし車体や総重量や積載方法などに許可が必要な場合は別)。最低速度規制のない自動車専用道路ではトラクターでも自動車専用道路を走ってもよいことになる。 しかし、法律上クリアでも農機や重機のハイラグタイヤなどは時速30キロ程度でも大変危険であり、ブレーキ性能、カーブ性能、加速性能、直進安定性、車両重心等に大いに問題がある。ポールトレーラ以外の特殊車両で自動車専用道路を通行することは、現実的ではない。 また、バスレーン(バス専用レーン、バス優先レーン)規制がある場合、小型特殊自動車は、(道路交通法第二十条の通則としては)バスレーンの規制に関わらず最も左側の通行帯(第一通行帯)を通行しなければならない。ただし、バス優先レーン(路線バス等優先通行帯)については、第一通行帯のほか、バス優先レーンの直近の右側の車両通行帯を(道路交通法第二十条の通則として)通行しても、取り締まりの対象にはならない。
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