近現代の石和鵜飼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/12 21:36 UTC 版)
1885年(明治18年)には月岡芳年が鵜飼伝承を「日蓮上人石和河にて鵜飼の迷魂を済度したまふ図」として描いている。 近代には石和鵜飼は断絶する『鵜飼 甲斐の川漁と鵜飼をめぐる伝説』。高度成長時代の1961年(昭和36年)に石和町で温泉が湧き、その後石和温泉として温泉街が作られると、鵜飼伝承を基に観光客誘致を目的として1976年(昭和51年)より現在の「石和鵜飼」が再開されるようになった。7月下旬から8月中旬の水・木・土・日曜日に実施されており、鵜匠による鵜飼の実演のほか一般客向けの「鵜匠体験」も行われている(要予約)。また、鵜飼が終了すると花火が打ち上げられる。 2005年(平成17年)には笛吹川石和鵜飼保存会が発足し、鵜飼の実演やイベントの実施、鵜小屋の清掃や広報活動などを行っている。2017年度には鵜が病気にかかりその年の鵜飼は中止になった。 鵜の飼育施設は老朽化していたうえ、感染症が発生した場合は隔離治療できるように、2018年には新しい鵜の飼育・訓練施設が「ホテルうかい」内に笛吹市により新設された。
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