辻村もと子
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辻村 もと子(つじむら もとこ、1906年〈明治39年〉2月11日 - 1946年〈昭和21年〉5月24日)は、日本の小説家[1]。北海道開拓にかける若き日の父親をモデルとして描いた長編『馬追原野』で樋口一葉賞を受賞した[2]。
注釈
- ^ 直四郎はもと子が生まれる以前、北海道岩見沢村の川沿いの原野を開拓し、アイヌ名シュプン・ベツにあやかりその土地を志文と命名した[3]。
- ^ 「火の鳥」は1928年に創刊された女性文芸同人誌で、同人は村岡花子、小山いと子、小金井素子、辻村もと子、古谷文子、栗原潔子、山川柳子、片山広子(松村みね子)、竹島きみ子(渡辺とめ子)がいた[5]。
- ^ 『北海道歴史人物事典』(北海道新聞社、1993年、p.238)では青年文学奨励賞の候補となっている。
- ^ 長沼町が1977年で開基90周年を迎えるに当たり、その記念事業の最初として『馬追原野』の碑を建立した[8]。
- ^ 1969年に設立された「文学岩見沢の会」が年に2回発行している市民総合文芸誌。過去にも辻村もと子の作品を掲載している。
- ^ 文学碑「馬追原野」建立記念として1000部翻刻出版された[6]。
出典
- ^ 「20世紀日本人名事典」日外アソシエーツ. “辻村 もと子”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2021年1月17日閲覧。
- ^ 「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」講談社. “辻村もと子”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2021年1月17日閲覧。
- ^ 加藤 1979, p. 12-18.
- ^ a b c d e 加藤愛夫『辻村もと子 人と文学』(いわみざわ文学叢書刊行会、1979年)
- ^ 加藤 1979, p. 146.
- ^ a b 加藤 1979, p. 368.
- ^ “長沼町の歴史 昭和41年~昭和50年(1966年~1975年)”. 長沼町. 2022年8月16日閲覧。
- ^ 加藤 1979, p. 377.
- ^ “文学台”. となりのながぬま 長沼町観光協会公式サイト. 2021年1月17日閲覧。
- ^ “山脈(やまなみ)刊行!辻村もと子さの企画展も開催中です。”. 平野義文 Official Web Site (2018年2月19日). 2021年1月16日閲覧。
- ^ 加藤 1979, p. 180-188.
- ^ “一葉賞受賞作一覧1回”. 文学賞の世界. 2021年1月18日閲覧。
- 1 辻村もと子とは
- 2 辻村もと子の概要
- 3 著書
固有名詞の分類
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