車体からのタイヤはみ出し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 20:54 UTC 版)
「鬼キャン」の記事における「車体からのタイヤはみ出し」の解説
車体からタイヤがはみ出してしまうと違法改造となる場合がある。その根拠となる法令は以下の通りである。 道路運送車両の保安基準(昭和二十六年七月二十八日運輸省令第六十七号)第18条(車枠及び車体)第1項第2号 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第3節 第178条(車枠及び車体)第2項 上記の法令等によれば、全ての車輪は「自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方 30 °及び後方 50 °に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホィール・ステップ、ホィール・キャップ等)が当該部分の直上の車体 (フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないもの」と定められている。すなわち、鬼キャンのように極端なキャンバー角をつけた場合でも、上記に定める範囲が車体(フェンダー)からはみ出てしまうと違法改造となる。 ネガティブキャンバーが必ずしも違法改造となるわけではない。適切な範囲であれば旋回性能の向上が期待でき、ゼロキャンバーのときはみ出していたタイヤがネガティブキャンバーにすることで法令に適合し車検にも通るようになる場合もある。鬼キャンであっても、上記に定める範囲が車体からはみ出さなければ問題はない。
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