車体と設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/04 08:34 UTC 版)
「ドイツ鉄道423形電車」の記事における「車体と設備」の解説
1編成4両で構成され、連接式となっている。編成長は67.5mで、これは420形電車(3両編成)の編成長とほぼ同じである。 車体はアルミニウム製で、軽量化や消費電力削減が図られている。前面は傾斜した非貫通形状で、大型一枚窓を有しており、上部に行先表示器、下部に密着連結器を備える。側面は1両につき両開きドア(半自動式)を3個有しているが、プラグドア方式で、ドアが閉まっている時は側面がフラットになる。 車体色は、ドイツ鉄道のコーポレートカラーである「交通赤色」(Verkehrsrot)で、車体下部に灰色の細帯を、側窓上部と車体下部に白に細帯を有する。また、側扉は白に塗装されている。ただし、1等車の部分のみ、側窓上部の細帯は黄色(1等車を示す色)である。 車内は、両端の運転室の後ろと運転室に最も近いドアとの間が1等席で、その他は2等席となっている。座席はクロスシートであるが、両端の車両には自転車を積み込むスペースがある。また、1両目にはトイレが設置されている。また、冷房付である。 制御装置はインバータ制御方式で、編成中に5台ある台車のうち中央の1台のみが付随台車で、他の4台は電動台車となっている。集電装置は2両目にシングルアームパンタグラフを1台有する。電動機出力は1台あたり293.75kWで、編成全体で2,350kWとなる。最高速度は140km/hである。 両端の先頭車は423形、中間の2両は433形を名乗る。車両番号は第1編成の場合で見ると、1両目から、423 001 - 433 001 - 433 501 - 423 501となる。3両目と4両目には500が加算される。
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