路面電車用信号機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 00:59 UTC 版)
「日本の交通信号機」の記事における「路面電車用信号機」の解説
日本の路面電車は道路上では道路交通法施行令によって定められた信号機の意味に従い運転しなければならない。しかし、車両用信号機と共用では円滑な電車の運行が困難と判断されたため、1954年(昭和29年)4月1日より軌道運転規則によって定められた信号機も利用されている。意味は以下の通りである。 方式 色灯式 信号の種類 停止信号 赤色の×印灯 進行信号 黄色の矢印灯 灯器は車両用交通信号灯器を使用することが一般的であるが、歩行者用交通信号灯器を利用することもある。 進行信号「黄色の矢印灯」 停止信号「赤色の×印灯」 LED式路面電車用信号機(3枚合成、上から青信号・赤×印、青信号・黄色矢印、赤信号・赤×印) 薄型LED式路面電車用信号機(3枚合成、上から青信号・赤×印、赤信号・赤×印、赤信号・黄色矢印) LEDレンズ式路面電車用信号機(2枚合成、上:青信号・黄色矢印、下:赤信号・赤×印) 薄型LED式路面電車用信号機(3枚合成、上から青信号・赤×印、赤信号・赤×印、赤信号・黄色矢印)電車専用信号として別設置 黄矢印信号によって進める路面電車は他の交通と交錯しないようにしなければならない。 路面電車の定時運行と速達性を確保するため、路面電車を優先する信号制御を行うことがある。架線に取り付けられたトロリーコンタクターや光ビーコンによって路面電車を感知する。導入事例として広島市や熊本市が挙げられる。
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