起源と名前の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 17:30 UTC 版)
1975年4月、PDP-11用に32ビットの仮想アドレス拡張を設計するために、DECはコードネームStarというハードウェアのプロジェクトを開始した。それに伴って、Starファミリのプロセッサ用にRSX-11Mを基にした全く新しいオペレーティングシステムを開発すべく、コードネームStarletというデヴィッド・カトラー率いるソフトウェアのプロジェクトも1975年7月に開始された。これら2つのプロジェクトは当初から緊密に統合されていた。Star・Starletの両プロジェクトは、VAX-11/780コンピュータとVAX-11/VMSオペレーティング・システムとして結実した。 年を経るにつれて製品名は変化していった。1980年にはバージョン2.0のリリースに伴ってVAX/VMSと改名された(同時にVAX-11コンピュータは単にVAXと改名された[最初のVAXコンピュータは1984年発表のVAX8600である])。1991年には、POSIXやUNIX互換性といった業界標準のサポートを示唆し、さらにはDECの64ビットDEC Alpha RISC CPUへの移植が進行中であったので、特定のアーキテクチャとの繋がりを断ち切るために、OpenVMSと再度改名された。OpenVMSの名前はバージョン5.5のリリースとともに最初に登場した。
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