起こり得る場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 02:50 UTC 版)
タンク、井戸、洞窟、窪地 CO2など空気の平均密度よりも重いガスは下に溜まるため、井戸・地下室・窪地などの周辺に比べ低地になっている箇所は危険性が高い。 乾性油(アマニ油等)の塗装後、酸素と乾性油の化合により、酸素が欠乏する場合がある。 沼や沢などの腐泥層からメタンガスが湧出することがあり、空気を押し出し、あるいは希釈し、酸素が欠乏する場合もある。 地下室や井戸、洞窟内では、土壌中や地下水に含まれる低酸素の状態に置かれていたマンガンや鉄分などが、酸化されることにより、内部の空気の酸素が奪われている場合もある。 マンホール内、下水道内 好気性微生物が酸素を消費するため。 野菜、穀物、牧草、木材の貯蔵庫(むろ) 暗室では植物でも光合成による酸素生成より呼吸による酸素消費が上回るため。 特に「植物は常に酸素を作るもの」という思い込みが危険である。 おがくず、酒類や調味料の絞りカスなどの倉庫 水気があれば腐敗・発酵しやすく、その際に酸素を消費する。 屑鉄・屑アルミ等の金属倉庫 金属単体が酸化する際に酸素を消費するため。特に錆びやすい上に表面積が大きくなっている屑鉄置場は低酸素状態が発生しやすい。
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