走査型トンネル顕微鏡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 工業 > 装置 > 装置 > 走査型トンネル顕微鏡の意味・解説 

走査型トンネル顕微鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/29 15:42 UTC 版)

走査型トンネル顕微鏡(そうさがたトンネルけんびきょう、Scanning Tunneling Microscope(STM))は1982年ゲルト・ビーニッヒ(G. Binnig)とハインリッヒ・ローラー(H. Rohrer)によって作り出された実験装置であり、走査型プローブ顕微鏡の一形式である。日本語において従来からある光学顕微鏡電子顕微鏡の装置名の付け方からすると走査型トンネル効果プローブ電子顕微鏡などが相応しいのであるが、より簡便な言い回しもまた必要であり現在では走査型トンネル顕微鏡または単にトンネル顕微鏡と呼ばれる[1]。非常に鋭く尖った探針導電性の物質の表面または表面上の吸着分子に近づけ、流れるトンネル電流から表面の原子レベルの電子状態、構造など観測するもの。トンネル電流を使うことからこの名がある。


  1. ^ 『走査型プローブ顕微鏡 基礎と未来予測』 森田清三:編著 丸善株式会社
  2. ^ C. F. Quate, Physics Today, 8, 26 (1986)
  3. ^ G. Binning et al., Phys. Rev. Lett., 27, 922 (1982)
  4. ^ US4,343,993[1] Priority number(s): CH19790008486 19790920, Also published as: EP0027517 (A1) EP0027517 (B1) CH643397 (A5) [2]


「走査型トンネル顕微鏡」の続きの解説一覧




走査型トンネル顕微鏡と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から走査型トンネル顕微鏡を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から走査型トンネル顕微鏡を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から走査型トンネル顕微鏡を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「走査型トンネル顕微鏡」の関連用語

走査型トンネル顕微鏡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



走査型トンネル顕微鏡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの走査型トンネル顕微鏡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS