賀茂学園都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 11:15 UTC 版)
広島大学を中心とした学園都市開発がなされている。同大学は1973年にキャンパスの統合移転を決定、旧賀茂郡を移転先として地域計画の検討を広島県に要請。これを受けて県と旧建設省は統合移転地の検討を開始した。 1974年に「賀茂学園都市建設基本構想」を発表、翌1975年に「賀茂学園都市建設基本計画」が策定された。『広島大学統合移転記念誌』では県内十数カ所の候補地について検討を行っており、広島市可部地区、佐伯郡五日市町(現広島市佐伯区)の他に賀茂郡西条町(現在の東広島市)が取り上げられ、移転が決定、都市開発が行われることとなった。賀茂学園都市で地域振興整備公団が担当した「地方都市開発事業」の事業採択面積は500ヘクタールであり、西条地区の広島大学キャンパスが約300ヘクタールで更に約200ヘクタールの整備区域を必要とした。このため、西高屋地区の丘陵部が開発され「東広島ニュータウン」(高美が丘)が生み出された。都市計画道路西条駅大学線地区(通称ブールバール)は、沿道の公共施設の建設に赤瓦などを用いた点が評価され、1997年に都市景観大賞に選定されている。
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