貸付けと返済
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 02:36 UTC 版)
契約終了時に借入残高と累積利息を返済しなければならないことは通常の借金と変わらない。例えば満期または契約者死亡で現金返済ができず、担保物件が競売されても回収金額が借入額+累積利息に満たない場合は、不足分の返済義務は保証人および契約者の相続人が承継する。本来、住宅ローンはあくまでも借主の返済能力などを基にした信用に対して貸し付けるものであり、借主は返済に励むことが期待され、担保物件の処分(抵当権の行使、競売)は万が一返済不能となったときに行われるが、リバースモーゲージでは借主は返済を予定せず最初から貸倒れを予定したローンであるから、契約開始時の担保価値を超えた貸付を行うことはなく、通常は発生する利息の累積高と将来の担保価値の下落の可能性を見越して担保価値の半分~70%程度が(累積利息を含めた)貸付限度額となる。これを契約期間で割ったものが毎月の「年金額」となる(月払いでなく年払い、契約時に一括払い、必要時に必要額だけなどのプランもある)。
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