財政状況と今後の課題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 19:28 UTC 版)
「コスモパーク加太」の記事における「財政状況と今後の課題」の解説
開発計画当初からコスモパーク加太を中心に大阪府泉南郡岬町とを結ぶ加太岬スカイラインや京奈和自動車道の建設計画があった。1992年(平成4年)に閣議決定された「第11次道路整備5箇年計画」において、紀淡連絡道路を含む大阪湾環状道路事業計画が明示されたことで、より強固な道路計画となってはいるが、2012年現在はいずれも事業着手はなされていない。 また、開発の契機となった関西国際空港の土砂採取事業では833億円の収入に対し、支出は1156億円であったため、当初から322億円の赤字を抱えることとなった。本来であれば、売却益を借金の返済に充てることとしていたが、土地の分譲にあたっては赤字補填のために周囲より坪単価を上げざるを得ないことから計画の破綻を危惧する声も出ていた。これは現実となり、前述のとおり長期間にわたって入居企業がなかったため、438億円もの負債を抱え、期限までに返済が不可能となってしまった。そこで、構造改革特区を利用して和歌山県が土地を借入することとなったが、なおも余談を許さない状況にあることから、全区画分譲の早期決着が課題となっている。
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