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谷寿男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/10 07:58 UTC 版)

谷 寿男
たに としお
生年月日 (1967-01-06) 1967年1月6日(58歳)[1]
出生地 日本北海道上川郡鷹栖町[2]
出身校 北海道鷹栖高等学校[2]
前職 地方公務員(鷹栖町職員)[2]
公式サイト 谷寿男 後援会WEBサイト
当選回数 4回
在任期間 2012年11月5日[2] - 現職
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谷 寿男(たに としお、1967年昭和42年〉1月6日[1] - )は、日本政治家北海道鷹栖町長(4期)。

来歴

北海道上川郡鷹栖町出身[2]。農家の長男として生まれ[3]、鷹栖町立鷹栖小学校、鷹栖町立鷹栖第一中学校を経て[4]1985年(昭和60年)、北海道鷹栖高等学校を卒業[2]。同年、鷹栖町役場に入庁[2]。入庁後、農政課、教育委員会、自治広報課、福祉課、企画課などで勤務し[5]、企画課町づくり研究室主幹兼広報公聴係長、鷹栖町議会議会事務局長などを歴任[1][2]。教育委員会では海洋センターに勤務することとなり、海洋センター育成士の資格を取得[5]。指導者養成研修を経て海洋センター育成士となった後は地元・鷹栖町で水泳スポーツ少年団を立ち上げた[5]。また、町職員時代には東京の劇団に脚本を依頼し、閉校する小学校の児童と地域住民によるミュージカル公演を企画した[3]。のちにこの経験が町長選挙の公約である「人づくり」の原点となったと述懐している[3]

2012年平成24年)6月、現職の助安嘉和町長が不出馬を表明したことを受け、「町民の声を生かした町政運営に取り組む」として鷹栖町長選挙への立候補を表明し、27年間勤めた鷹栖町役場を退職[3]。同年10月16日に告示され、谷以外に立候補の届出がなく、無投票で初当選[2][3]。同年11月5日、鷹栖町長に就任[2]

2016年(平成28年)10月25日、自身の任期満了に伴う鷹栖町長選挙が告示され、谷以外に届出がなく、無投票で2選[6]

2020年令和2年)10月13日、自身の任期満了に伴う鷹栖町長選挙が告示され、谷以外に届出がなく、無投票で3選[7]

2024年(令和6年)10月15日、自身の任期満了に伴う鷹栖町長選挙が告示され、谷以外に届出がなく、無投票で4選[8]

町政

教育・子育て

自身の公約において町立保育園の統合、「0歳児保育」、「一時預かり保育」、「誰でも通園制度」の受け入れの整備、子ども発達支援センターの新設などを掲げた[9]。鷹栖保育園と北野保育園の統合に際して鷹栖町議会の一般質問において青野敏議員から職員の適切配置や「0歳児保育」等の施策について質問され、これに対して谷は正職保育士の採用と常勤会計年度保育士を適切に配置したうえでクラス担任は原則的に正職保育士が担うこと、「0歳児保育」は20人までの受け入れ体制を整備し、「一時預かり保育」については常勤保育士を配置すること、統合に伴う通園支援として北野地区から登園・降園用のバスを運行させるなどとした[10]

2025年(令和7年)4月に鷹栖保育園と北野保育園を統合[11][12]。同年10月には「子ども発達支援センター」を開設することとなった[12]

まちづくり

たいせつ農業協同組合(以下、JAたいせつ)の施設跡地に公設民営による商業施設の誘致を公約に掲げ[9]、JAたいせつ鷹栖支所跡地にツルハドラッグと物産館が併設した商業拠点施設が2025年(令和7年)11月13日に開設することとなった[13]。開設に際して、町が災害時に店舗運営を支援することなどを盛り込んだ「包括連携協定」を株式会社ツルハと締結した[14]

脚注

出典

  1. ^ a b c 北海道町村会総務部 (25 October 2012). “北海道町村会報 第656号” (PDF) (Press release). 北海道町村会. p. 4. 2025年9月8日閲覧.
  2. ^ a b c d e f g h i j 鷹栖町総務企画課 編『新旧町長あいさつ』(PDF)(レポート) 734巻、鷹栖町〈広報たかす〉、2012年11月5日、2-3頁https://www.town.takasu.hokkaido.jp/common/img/content/content_20221217_182401.pdf2025年9月8日閲覧 
  3. ^ a b c d e 「新しい上川管内鷹栖町長 谷 寿男さん」『北海道新聞北海道新聞社、2012年10月17日、朝刊、2面。
  4. ^ プロフィール”. 谷寿男 後援会WEBサイト. 2025年9月9日閲覧。
  5. ^ a b c 町の活性化に励む、センター育成士出身の若き町長 ~45歳のフレッシュリーダー、北海道鷹栖町の谷 寿男町長~”. ブルーシー・アンド・グリーンランド財団 (2013年2月6日). 2025年9月9日閲覧。
  6. ^ 鷹栖町総務企画課 編『町長選挙 結果』(PDF)(レポート) 782巻、鷹栖町〈広報たかす〉、2016年11月7日、2頁https://www.town.takasu.hokkaido.jp/common/img/content/content_20221219_132910.pdf2025年9月9日閲覧 
  7. ^ 鷹栖町総務企画課 編『町長選挙 結果』(PDF)(レポート) 830巻、鷹栖町〈広報たかす〉、2020年11月5日、2頁https://www.town.takasu.hokkaido.jp/common/img/content/content_20221220_091510.pdf2025年9月9日閲覧 
  8. ^ “鷹栖町長選挙 現職 谷寿男氏が無投票で4選”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). (2024年10月15日). オリジナルの2024年12月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20241223043252/https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20241015/7000070484.html 2025年9月9日閲覧。 
  9. ^ a b まちづくり”. 谷寿男 後援会WEBサイト. 2025年9月9日閲覧。
  10. ^ 鷹栖町議会議会事務局 編『5名が一般質問』(PDF)(レポート) 197巻、鷹栖町〈たかす議会だより〉、2025年2月5日、8-13頁https://www.town.takasu.hokkaido.jp/common/img/content/content_20250203_104726.pdf2025年9月9日閲覧 
  11. ^ “令和7年4月鷹栖保育園と北野保育園を統合します” (PDF) (Press release). 鷹栖町. 2025年9月9日閲覧.
  12. ^ a b 鷹栖町まちづくり推進課 編『町政の執行方針』(PDF)(レポート) 883巻、鷹栖町〈広報たかす〉、2025年4月7日、2-9頁https://www.town.takasu.hokkaido.jp/common/img/content/content_20250407_161322.pdf2025年9月9日閲覧 
  13. ^ 鷹栖町まちづくり推進課 編『商業拠点施設(ツルハドラッグ・物産館)がオープンします』(PDF)(レポート) 885巻、鷹栖町〈広報たかす〉、2025年6月5日、4-5頁https://www.town.takasu.hokkaido.jp/common/img/content/content_20250606_094935.pdf2025年9月9日閲覧 
  14. ^ “鷹栖町とツルハが協定 防災や子育てで連携”. 北海道新聞デジタル (北海道新聞社). (2025年5月9日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1157557/ 2025年9月9日閲覧。 

外部リンク

公職
先代
助安嘉和
北海道鷹栖町長
2012年 -
次代
現職



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