読師

デジタル大辞泉

とう‐し【読師】

読み方：とうし

⇒どくし（読師）

どく‐し【読師】

読み方：どくし

《「とくし」「とくじ」「どくじ」とも》

１ 古代、諸国の国分寺に講師とともに一人置かれた僧官。講師より1階級低い。

２ 維摩会(ゆいまえ)・最勝会などのとき、講師と相対して仏前の高座に上り、経題・経文を読み上げる役目の僧。

３ 歌会などで、懐紙や短冊(たんざく)などを整理して講師に渡し、また講師に誤読のあった場合などには読み改める役。とうし。

宮内庁用語

読師

歌会始の儀における司会役

歴史民俗用語辞典

読師

読み方：ドクシ（ｄｏｋｕｓｈｉ），　トクジ（ｔｏｋｕｊｉ），　ドクジ（ｄｏｋｕｊｉ）

（１）仏教儀式における僧の役名。
（２）歌会などでの講師の補佐役。

世界宗教用語大事典

どくし 【読師】

仏教用語。トクジ・トウシとも。国分寺に講師と共に置かれた僧官。法会の時、経論を読みあげる。→ 国分寺

ウィキペディア

読師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2011/06/09 18:57 UTC 版)

読師

• 読師 (仏教)（どくし）
  • 古代日本において、国分寺に講師とともに一人置かれた僧。講師より1階級下。
  • 維摩会(ゆいまえ)・最勝会などのとき、講師と相対して仏前の高座に上り、経題・経文を読み上げる役目の僧。
• 読師 (歌)（とうし）
  • 歌会などにおいて、懐紙や短冊などを整理して講師に渡し、講師に誤読のあった場合などには読み改める役目の人。
• 読師 (カトリック教会)（どくし）
  • カトリック教会の旧下級聖品。正教会の誦経者に相当する。
• ドクシ -読師-（どくし）樋口大輔の漫画作品。2009年からコミックバーズで連載。

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「読師」の例文・使い方・用例・文例

• 読師という,作文の会などで作品の優劣を定め講師に渡す役
• 読師という役割の人