誕生~音楽との出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 06:23 UTC 版)
「佐藤博 (ミュージシャン)」の記事における「誕生~音楽との出会い」の解説
1947年6月3日、真宗大谷派の寺の長男として鹿児島県の知覧にて生を受け、2年後の1949年に京都の寺に移住する。中学時代の14歳の頃になると「寺の住職になるという家業を継ぐしかなく、職業選択の自由も許されないのか」と自問し、世の中への怒りや人間社会の偽善性や生きることへの希望も見失う精神的ブラックホールの真っただ中にいた。その際、たまたまギターに触る機会を得、その開放弦の音色に未知の世界への希望を見出し「音楽とかかわっていられたら、生きて行ってやってもいいかな?」と思い直すようになる。その後高校に進むにつれベースギターやドラム演奏を習得するようになり、高校1年生にして自宅の蔵にて多重録音を始める。高校2年生の時に、ソニーのオープンリールの4トラック・レコーダーを入手する。 当初、演奏家ではなく作曲家、編曲家志向であったが、そのためには鍵盤のほうが有利だと東京ユニオンの藤尾正重(p)のアドバイスがあり、20歳より独習でピアノを始める。後に「20歳当時、もしもプロになれなければこの世とおさらばしてもいいと思えるくらい練習した」と語っている。
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