観音寺 (台東区)とは? わかりやすく解説

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観音寺 (台東区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/15 08:16 UTC 版)

観音寺
所在地 東京都台東区谷中5-8-28
位置 北緯35度43分32.3秒 東経139度46分5.1秒 / 北緯35.725639度 東経139.768083度 / 35.725639; 139.768083 (観音寺 (台東区))座標: 北緯35度43分32.3秒 東経139度46分5.1秒 / 北緯35.725639度 東経139.768083度 / 35.725639; 139.768083 (観音寺 (台東区))
山号 蓮葉山
院号 妙智院
宗派 真言宗豊山派
本尊 大日如来阿弥陀如来
創建年 慶長16年(1611年
開山 尊雄
札所等 御府内八十八ヶ所霊場42番札所、上野王子駒込辺三十三ヶ所観音霊場32番札所、御府内二十一ヶ所霊場3番札所
文化財 築地塀(登録有形文化財
公式サイト 谷中 観音寺
法人番号 6010505000208
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観音寺(かんのんじ)は、東京都台東区にある真言宗豊山派寺院

歴史

1611年慶長16年)、尊雄によって開山された。元々は神田に位置していたが、1648年慶安元年)に谷中へ、1680年延宝8年)に現在地に移転した[1][2]

当初の名称は「長福寺」であった。ところが1716年享保元年)、紀州藩藩主だった徳川吉宗が第8代将軍の位に就き、長男の長福丸(後の第9代将軍徳川家重)が将軍世子となった。将軍世子と同名になってしまったため、幕府に憚って「観音寺」に改称した(避諱[2]

1772年明和9年)の明和の大火では、伽藍を悉く焼失してしまった。その後、再建されたが、1923年大正12年)の関東大震災では、かなりの損傷を受けた。そのため当時の住職が再建を発願し、1943年昭和18年)に再建された。これまでの本尊如意輪観音不空羂索観音であったが、このときに大日如来阿弥陀如来に差し替えられた[2]

築地塀

当寺は築地塀の寺としても知られている。当寺南面37.6メートルである。練り塀の工法で造られたもので、文政年間(1818年 - 1831年)に築造された。平成時代には1992年平成4年)に「台東区まちかど賞」を受賞して、2000年(平成12年)に国の登録有形文化財に登録されている[3][4]

文化財

  • 観音寺築地塀(登録有形文化財(建造物) 平成12年登録)[4]

交通アクセス

脚注

  1. ^ 東京市下谷区 編『下谷区史』東京市下谷区、1935年、1034p
  2. ^ a b c 観音寺とは観音寺
  3. ^ 築地塀台東区「TAITOおでかけナビ」
  4. ^ a b 観音寺築地塀文化庁「国指定文化財等データベース」

参考文献

  • 東京市下谷区 編『下谷区史』東京市下谷区、1935年

関連項目

外部リンク


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