規格の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 00:38 UTC 版)
一般的に画質の良さが特徴として謳われていたが、本来の基本規格(後にβI・ベータワンと命名)から、VHSとの競合で生まれた2倍モードであるβII(ベータツー)へと実質的標準モードが移行した時点でVHS標準モードとは大差がなくなり、ソニー製ベータが解像感優先の再生画でVHSがSN比(ノイズの少なさ)優先の再生画といった「再現性の差異」がそれぞれの特徴となった。 画質についてはソニー製機種の傾向が大きく取り上げられていたが、東芝は解像感とSN比のバランスを重視した平均的な調整で、NEC・三洋電機がβIIIモードの再生画質に配慮するためSN比を重視しVHSに近い画質、といったメーカー毎の傾向もあった。 なお、日本電子機械工業会により、EIAJ CP-0511(磁気記録用カセットVTR及びカセット(ベータフォーマット方式12.7mm平行2リール形))として、日本工業規格では、JIS C 5582(ベータフォーマット方式12.65mm(0.5in) 磁気テープヘリカル走査ビデオカセットシステム)として規格が定められていたが、いずれも廃止されている。
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