規格の逸脱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 18:19 UTC 版)
他の拡張規格のように規格化されたものではないが、多くのOSの実装において多少の規格違反は許容されており、それを逆手に取った意図的な規格違反をすることでISO 9660の厳しい制限を回避することができる。しかし互換性は下がることになる。 以下のようなものが存在する。 ファイル名にd1文字以外の使用 ファイル名に複数の“.”の使用 ファイル名に“.”の非使用 9660:1999では規格合致。 8階層を超えるディレクトリ 9660:1999では規格合致。 “;”およびバージョン番号の省略 9660:1999では規格合致。多くのOSでは“;”とバージョン番号はユーザーから見えないようになっているが、それらを隠してくれない環境では有用となる。 ファイル名に37文字までの使用 “;”とバージョン番号用の領域をファイル名に使用する。必然的にバージョン番号は省略される。 (Joliet拡張)110文字までのファイル名の使用。 ディスクフォーマット上はファイル名に使用できる領域は64文字分より大きく確保可能である。
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