複々線工事期間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:48 UTC 版)
1965年(昭和40年)2月、綾瀬 - 我孫子間 (23.6km) の複々線増線の工事が第1期工事として開始された。 北千住 - 綾瀬間の増線は営団が千代田線の新設工事として若干先行して行ったが、その完成後に東武線との交差部から営団が1968年(昭和43年)2月1日に完成させた綾瀬駅間の線路および駅設備を借受け、複々線開通まで常磐線全列車が暫定的に使用した。これは常磐線の高架化に際し工事用地の取得が困難なための処置であった。 工事は主に東京側から順次進められ、1971年(昭和46年)3月1日、綾瀬 - 金町間の複々線が暫定で開通し国電と優等列車・貨物列車の分離が行われた。続いて同年3月10日には金町 - 北柏間が暫定で開通、4月1日に北柏 - 我孫子間が開通し複々線の工事は完了した。 4月19日に、我孫子駅で常磐線複々線完成祝賀式が行われ、我孫子 - 綾瀬間で「複々線工事完成祝賀電車」が乗客を乗せ運行された。
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